AS天音学園 天宮静 珠玉感想まとめ

長いので、追記で^^








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ASではとにかく天音に転入したからこそ見られる静さんの姿がたくさんありましてね。
私の中で無印3での静さんに対しては、静さんは自分に足りないもの・必要なものにきちんと気が付いていて、それを探し求めて自分なりに足掻いている。けれど、どうにもできない自分の限界を知っていて、諦めにも似ている感情を抱いていて。
でも、それでもまだ自分には可能性が残っているのではないかと、自分自身無自覚なまま深層心理で可能性を求めているところに「人間らしい感情」を感じていて、どこか浮世離れした透明できれいな存在だという認識がすごく強かったんです。

3ではデートや2人練習を重ねて、かなでに対して興味が出始めてきたところで「激情を知る」イベントによって、突然静さんはそこで恋に落ちたのだと思います。
一瞬の衝撃で強く心が揺れ動かされ、静さんの中にくすぶっていた感情が呼び起される。ある日突然恋に落ちる。その展開が3だとしたら、ASでは大きな衝撃を受けて揺り起こされるのではなく、恋の実験やデート、二人で過ごす時間を何度も重ねて、互いを知り、心の中で眠っていた閉ざされていた感情が、種となって、じっくりじっくり水を与えれられて花開く恋という印象を受けました。今まで以上に静さんと触れ合う時間が増えて、今までの「どこか浮世離れした綺麗な存在の天宮静」でなく、一緒にはしゃいで、笑って、驚いて、楽しんでいるいろんな姿を見ることが出来て、どこか一歩、地に足がついていないように思えていた静さんがとても「人間味」に溢れているなと感じました。

もうこの時点でAS天音に何度感謝して何度涙しながら「ルビパ様ありがとう」と呟いたのかわからない……。

静さんが「ある日突然恋に落ちるなんてことあると思う?」ということを聞いてきたところで、「それ3の静さんやで」と思いながらも「あると思う」と返答したわけですが、同じように恋を知るというテーマにしていても、3とはちゃんと違った恋のはぐくみ方をしていて、IFの設定をよく活かしているなぁと思いましたルビパ様すげぇよ;;;

二人でお好み焼きをたべるところの可愛さがもう異常で??!となりましたよね…静さんが///お好み焼き食べている////扇風機に向かって宇宙人ボイス出して遊んでいる姿想像したらかわいすぎて意味わからない吐き気に襲われたりもしました。うあ~~~ワレワレハ ウチュウジンダ とかやっているの・・・・???やだもうなにいっそ殺してほしいかわいい。やだ、すき、かわいい///

 3では、静さんの過去はほとんど触れていなくて、メモブやガイドブックの書き下ろしなどの補足で静さんの過去を知って、ずっとずっといろんなことを考えていたんですが、今回は函館のリラの家に行ったり、ご両親の話をしたり。そして、何よりもアレクセイとの関係や静さんのアレクセイに対する気持ちや思いを知ることが出来て、いろいろなことを考えさせられました。

「ピアノを弾くこと」とは、静さんにとっては「生きていくために必要なこと」だったのだと私は思いました。
子供にとっての世界は、周りの大人がすべてのようなものだと思うんです。だけど、小さなころに、気が付いたら自分の周りには家族が誰もいなくて、傍にいたのは恩師であるアレクセイ。そのアレクセイに愛されるためには「期待される音楽の才能のある子ども」でなければいけなくて。
先生から愛されるためには【音楽がすべての世界】で誰よりも上手くピアノを弾いて、先生の「特別」でなければいけない。先生の作り上げた世界で生きていくために静さんはピアノを弾いていた。

だけど、アレクセイはどんなにピアノがうまくて静さんが特別だとしても、「天宮静の才能」を特別視していただけで、そこには「天宮静を愛する気持ち」はない。
ピアノがうまければみんなが自分をほめてくれる、特別だと思ってくれる、関心を持ってくれる、そう思って愛を求め続けてピアノを弾き続けている静さんには、人の心に語り掛ける音楽を奏でるために必要な「伝えたい想い・気持ち」が存在しなくて、だから技巧的な面では天才と呼ばれるほどの実力があるけれど、人の心を動かす演奏はできなかったのだと思います。

静さんにとっては、ピアノは思いを伝いえるためのものではなくて、自分の存在価値を示すためのツールだったのだと。

 静さんが「リラの家は、自分の中でまだ過去になりきれていない。楽しいことも悲しいこともあった僕の「家」だから」と話すところで、もう涙が止まらなくて胸が苦しくて死にそうでした。

自分の奏でるピアノをきいて、先生が自分を特別な存在だとして関心を持っていてくれた時、自分の奏でるピアノの周りにはいつも人が集まり、その音に耳を傾けていてくれていたとき、それは家族の愛を知らない静さんにとっては、何よりも幸せな温かい幸せな時間だったのかもしれません。幼いころからずっと誰かの愛を求めていて、愛してほしくて、だけど誰も愛してくれない。誰にも本来あるべきはずの「家族の愛」を感じられない静さんにとっては、アレクセイこそが、唯一の心の拠り所となる世界で、そしてそこに暮らす子供たちがみんな家族であったはずなんです。

でも、アレクセイは冥加を連れて海外へ行ってしまい、集められた子供たちもリラの家を去り、どこにも行く当てもなく自分を必要とする人もいなくなってしまうということは、その唯一の自分が存在できる居場所を失い、ただ一人、自分以外誰もいない真っ白な雪の中のような場所に一人取り残されてしまったようなものだと思います。

「CD始まりの夏」の中で、静さんがピアノを弾きながら、【この音は、氷の中に閉じ込められたような張りつめられた音。この音の主人公は、誰にも本心を明かさない。暗い折に、心を閉ざしてしまったかのように】という語りをするんですが、このCDを聞いていたときはただ何気なく聞いていたこのたった一言の中に、静さんの思いが詰め込まれているなと思いました。この音の主人公は、きっと静さんなのだと。

静さんも、誰もいない世界で行く当てもない、自分に残されたものは、先生の教えてくれたピアノだけ。誰もいなくなって、静かになったリラの家に響き渡るのはかつての笑い声や拍手ではなく、自分の奏でるピアノの旋律だけ。弾いてみても弾いてみても、何も返ってこない。もしかしたら自分は存在しないのではないかと思えるような、そんな状況になれば誰だって自分の心を守るために、つらい・寂しい・悲しいという負の感情を感じなくさせようと自分の心にフタをして、心を閉ざしてしまうと思います。静さんはその冷たい雪のような世界にずっと一人で、心を凍らせてしまったんですね。つらいしぬ。だから静さんは気温の変化などにも鈍いのかな・・・。

 ほかにも、同じCDの中で【常夏の楽園に放り込まれたような音。まばゆい日差しが照り付け、僕の心を幼いころに戻ったかのような錯覚に陥るんだ】というところもあるんですが、幼いころは、まだリラの家が静さんにとって楽しい思い出だったころは、温かい太陽の光が照りつけている居場所だったんだなぁ、と思ったらもう、もう、本当に。。。静さん・・・;;;

 このASでは、2人でゆっくりと時間をかけて、いろんなことを経験して、恋を知っていき、感情の花が開くと最初に言いましたが、きっとこの静さんの凍った心が、「小日向かなで」という太陽の温かさに触れて少しずつ溶け出して、その溶け出したものが心を少しずつ確実に満たしていって、恋や愛、そして幸福感を得られたんだなぁって思います。
ルートの途中から静さんが「今日は暑いね」と言っているところも、少しずつ凍っていた心が溶け出していたという伏線なんだと思いました。ねぇ本当にすごいよいろんなものがちゃんと絡み合って一つの物語を紡いでいる;;;

【翼があっても、温室の中でしか飛べない紙飛行機】と、恋を知っても結局はアレクセイの下でしか生きられない【アレクセイのための人形】の比喩がすごくつらかったです。
「恋をしようとしなかろうと、僕はただの人形だ」とあきらめていた静さんが、かなでに別れを告げ、笑顔を浮かべたところで、自分でも気づかないうちに流涙した時にはもう自分の心の感情にフタが出来ていなくて、心の声が溢れ出してしまった証で、静さんは人形なんかじゃなくて、ちゃんと人間らしい心を持った存在なんだよ、と苦しくて苦しくて耐えられなくて嗚咽零しながら潰れそうな心臓抑えてルート進めていきました。
「行きたくない」と自分の心に正直になって、自分の道を選んだところで耐えきれずタオルに顔を押し付けて泣いた明け方4時。無印3とはまた違った展開だったけれど、すごく素敵なシーンでした。

無印だと、アレクセイとの決別を決意して、僕は君に恋をしているよ。君とこれからもずっと一緒だ、というところで終わっていて、その時点での静さんしか私は今まで知らなかったので、私の中の静さんに対する愛情が、「愛を知らなかった静さんが愛に気付けた。儚くて透明できれいな存在の静さん。
誰の愛情も知らなかった静さんをただひたすらに愛して、愛して、愛の翼で包み込んで守ってあげたい・・・守る・・・温室の外の世界に出ても、私だけは静さんの味方だし、ずっと一緒にいるからね」という何にカテゴライズしていいのか分からない愛情で、愛と母性とが入り混じっていて、静さんは私にとって大きな尊い存在だったんです。(何言ってるのお前って感じだったらすみません!)

が。

今回は、そのアレクセイとの決別を選んでから、実際に温室を抜け出して外の世界で生きていくと決めた静さんの姿が描かれていて、欲しかったところに手が届いたという感情でした。これを求めていたんですありがとうございます公式様・・・・。

恋を知って、愛を知って、かなでちゃんという存在に触れたことで優しさや強さを知った静さんは、温室の外でもちゃんと自分自身の足で歩いて行ける強さを持った人でした。
あんなにひどい仕打ちをされ続けたアレクセイに対して、「今の僕があるのは先生のおかげです。僕は感謝しています。ピアノを与えてくれたことに、あなたと出会えたことに」恨むことはできても、人を許すことって本当に難しいことだと思います。でも、静さんはアレクセイを恨む道を捨てて、許し、感謝する道を選んだ。アレクセイがいなければ、今の自分はいなかったのだと思える静さんの強さと、優しさに触れることが出来て、成長を感じました。

静さんは心の底からやさしい人で、綺麗で、透明でまっすぐな心も持っている人なのだと思ったら、「守ってあげたい。包み込んで大切にしたい」という感情から「隣に立って、手を取り一緒にこの人の歩んでいく未来をあるいていきたい」という感情に変化していました(クソ夢子発言ですごめんね)。

そして、何よりも感動したのが、静さんがちゃんとピアノを愛し始めることができたこと。今までは自分の生きていくための、自分の存在価値を示すための手段だったピアノが、自分の想いを伝えて、人の心に語り掛けるための大切な存在になったこと。そしてその想いが周りの人々の心を動かし、語り掛け、感動させられるものになったこと。静さんが「ピアノが弾きたい」と心の底から思えるようになったことが、何よりも彼の人生の中での一番大きな成長だと思います。

一人きりで音を奏で、何も返ってこなかったあの頃とは違う。自分の演奏で誰かが笑顔になってくれる。そのことが何よりも静さんにとっての喜びで、本当に心の底からよかったね、おめでとう。という気持ちでいっぱいです。



自分の存在価値を見出し、生きていくことの希望になっていく。恋を知って、ピアノを愛し、自分自身の足で前に進んでいく強くなった天宮静の姿に涙、涙、涙の最高の珠玉ルートでした。ありがとうございました。



(2014.9.26 詩歌 瑛)
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